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ケミカルライツ

拙作の記録です///旅立ちを見送る精子たちの歌 ケミカルライツ揺れて蛍原

2024'03.19.Tue
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2008'12.31.Wed
クイックルワイパーでぬと掻きだしたIKEAのベッド下の人魚

こぼれなく行き渡すべき皿たちに気を利かす事許される我

謙遜じゃなくて正体知れるのが怖くてずっと否定している

胃液まで理解されても怖いから漢字だらけの僕のレポート

平面になりたいばかりに過疎しゆく体がベッドからぽたりぽた
寝入る瞬間

瓜の様な卵5つの完全な円い白身の様な君の肌

しろいひがさ しろいワンピース しろいぬか めくれたくちびる歯茎
夢野久作「童貞」からのイメージ

課長/父/男/和田/ではないようで全部でもあるあなた妬まし
女だと属性同士が矛盾する

裾の端が貴族風なるラクダ色したセーターで読むコミックス
古いセーターってひらひらになりますよね

バーガーの様にごく薄く重なる吾 目覚めてそれを租借して飲む
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2008'12.31.Wed
(訓練をされていたのだ)蝦蛄(しゃこ)を除け海老(えび)の甲殻勇(いさ)んで剥きぬ

今日も鍋だからいい出汁(だし)とれてそう 自動追い焚き作動する音

仮定法未来ばかりを見つめてた眼に見ごたえのありすぎる街

ケータイの自動電源OFF機能 どこかで軽くなる夜1時

いじわるな僕はキスして泣かせたい キリンみたいな君のまぶたに
いじわるな僕はキスして泣かせたい 返信を待つ肩の重みを
の方がいいかなー


君たちはマジカルバナナ知らないの ベルリンの壁知らぬ私が

薬(やく)漬けで千代へ生きてく花束を凍てぬる人を許さんと君
プリザーブドフラワーをブリザードフラワーだと思ってる「君」。たぶん女の子。

鍋を抱く僕を負う母 ここにある鍋の重みはどこへ行くだろ

「保坂先輩はゆっこが好きらしい」ジャージの裾(すそ)の砂落ちる音
カギカッコ内はもっと上手くできそうな気がする。要検討。

春の朝卵のしろみゆっくりと凝(こご)ってゆくを見ている二人
卵の白身が好きすぎる(笑)
2008'12.31.Wed
寂しさを分かつ相手がわからないコンビニ袋の降り積もる部屋

人の仔に説教施し得し金で我はこれよりコミケに向かふ

正しい人ばかりいる町を捨て人にあらざるものになりたい

本物の人らが囲み責め立てる「お前はほんとは人ではないな」

深夜毎 黙って 騒ぐ代数を制圧しては笑う横顔

500歳の婆(ばば)が俺に問いかける「おまえの寿命は幾(いく)つだろうね」

君の顔 解凍したくてキスをする レンジで失敗したエビみたいに

厚紙に錐(きり)で落とした星たちが君の瞳に虫食いのごと

禁ず程高くバーカと言う君よ あなたも誰かに叱ってほしいの

鼓動打つ回数だけが決まっては 君が私を殺すのだろう

世界から振り落とされたら怖いから野菜ジュースのストローを噛む

おかしいな月面基地にいるのかな 君の返信遅いんだけど
2008'12.22.Mon
2008年12月になって、ぽつぽつ短歌を作るようになりました。
12月22日に、夜はぷちぷちケータイ短歌のTV版が放送されるということで、
数首投稿しましたが、きれいに全部不採用でした(笑)


テーマ「恋」


泣いている私自身を置き去りに恋人ごっこに陶酔すんな
恋人としてより自分を見てほしい

代数をほどくみたいに僕のこと ただ甘やかしてはくれないか
ガリレオをはじめ理系男子が最近盛り上がってるようなので、理系女子として理系らしい歌をと

おそれなくひとをあいしてわらうきみ君の隣の僕の孤独よ
おそれなくひとをあいしてわらうきみ君の隣の僕の左手
に改作。ひらがなと漢字を使いたいと思って作りました。


花園は通り過ぎてく一輪の花の名前を知っているから
これは酷い。ネタは星の王子様から。短歌としての面白みが無い…

邪魔をする皮膚が言葉が失くしたら2度と会えないわかってるけど
邪魔をする皮膚が言葉が失くしたらなくしたら無くなればいいのに
に改作。冷静さをなくしてみた



付け句「とびきり寒いこんな夜には」


「母さんが温(ぬく)めたのかね馬小屋で」とびきり寒いこんな夜には
馬小屋の母子はマリアとキリスト。クリスマスの夜に暖めあっている恋人2人の情景
2008'12.20.Sat
あのひとの 後姿で流し込む タゾ・チャイ・ティー・ラテが熱い
小学校の授業を除けば、生まれて初めて作った短歌です。
穂村弘さんのスタバ短歌に応募するため、2008年10月頃に作ったと思います。
「57577にすればいいんだろこのやろう」臭がすごい


雪の粉振り払いつつ仕舞い込む タンブラーの裏 キャラメルの森
2作目。視覚的に、ロマンチックにしようと思って…
キャラメルとクリームどっかりの豪華なコーヒーは滅多に頼めません



タンブラーの小さな穴に挿し込んだ先の痺れでそっと歯を押す
作ったものの、スタバのイメージとは違うと思ってこれは応募しなかった。
歯が自分のなら少女/少年の歌、「君」のなら性と幼稚さのギャップの歌と読めたらいいなと。

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